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神のものは神へ

 『アゴラ』というサイトがあって。
 「オピニオンサイト」と言うんですかね?
 そこの記事に「フランスの混乱とそれでもマクロン政権安定の背景」というのがあって。
 その記事を書いたのは、八幡和郎。評論家、歴史作家、徳島文理大学教授。
 通商産業省に入省して、国費でフランスに留学していたらしい。
 だからフランスについては一家言あるみたい。
 で、記事の内容としては、「フランスでのデモはよくあることだから、マクロン政権への致命傷にはならない」と言っていると思う。

 まぁ、それはどうでもいいのだが、記事の中に、
「フランスでは統治機構が強固だからそれとバランス取る形で、市民の直接行動がひとつのバランサーとして位置づけられている」ということの根源は、カトリックにもある。「カエサルのものはカエサルへ、神のものは神へ」というのがキリスト教らしい政治思想だ。政府は勝手に権力を振るえる。しかし、国民も勝手にするということだ。
そうしたなかで、選挙の年でないと、政府は簡単に法律を通せるが、反対する人々は街頭に出て、そこで、市民の支持をそれなりに得て成功すると、政府も考慮せざるを得ないというのが、王制時代からのひとつの伝統なのだ。


 とあって。
 「カエサルのものはカエサルへ、神のものは神へ」を、「政府は勝手に権力を振るえる。しかし、国民も勝手にするということだ」と理解しているらしい。

 そんなわけないじゃん。
 イエスは「税金を払うことの是非」を問われ、そのように答えた。
 「カエサル」とは、お金や物理的なものを意味している。
 「神」とは、精神的なものを意味している。
 イエスはお金などに執着するのではなく、精神的なもので満たされることの幸福を説いたのだと思う。

 しかし、空腹(お金)が満たされることが幸福だと思っている人は結構いるのだろう。
 その「ハラペコちゃん」たちが、フランス国王をギロチンにかけたのがフランス革命。

 現在も、フランスを支配しているのが「ハラペコちゃん」たちだから、国民から富を搾り取ろうとする。
 しかし国民も「ハラペコちゃん」だから、フランス革命のように暴動を起こす。
 「ハラペコちゃん」たちが「カエサルのもの」を奪おうとする。

 その暴動を見ると、統治機構としてはキリスト教国のほうがよかったんじゃないの?と思うんだけど。
 それに対して日本は「お上」がなにをやってもそれほど気にせず、「カエサルのものはカエサルへ、神のものは神へ」を実践していると思う。

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